彼氏(彼女)に嫉妬してしまうのをやめたい時はどうしたらいい?
彼氏や彼女に嫉妬してしまうのをやめたいと思っていらっしゃる方もいるかも知れません。
今回はどうしたら嫉妬してしまうのをやめることができるのか・・・ということについて少し考えてみたいと思います。
ただ、冒頭でこんなことをお伝えするのも変かも知れませんが・・・僕は、嫉妬してしまうのは、嫉妬している人だけの問題ではないと思っています。
嫉妬してしまうのは、子供時代の経験が関係していることもあれば、相手にも何かしらの原因がある場合もあると思うからです。
そんなことについても少し考えてみたいと思います。
嫉妬された時の相手の心理は?
相手に嫉妬するのはよくない・・・相手にとっても、自分にとっても・・・そんなことは恐らく嫉妬してしまっている本人もよくわかっていることだと思うんです。
ただ、嫉妬というのは、そう思っていてもやめることが難しいものだと思います。
そんな時は自分を責めて嫉妬するのはやめようと思う前に・・・
まず、相手は嫉妬されることについてどのように思っているのか・・・まずその点について考えてみるのも一つの方法かも知れません。
嫉妬した時というのは、まだ起きていないことを心配してあれこれ詮索したり、相手を疑ってみたり・・・といった行動に出てしまうものですが、これはただただ・・・彼(彼女)を失いたくない、彼(彼女)を大事に思っているからこそ・・・だと思うんです。
つまり、自分の側からすれば、嫉妬というのは、相手を失いたくないから、相手が自分にとって大事だから・・・している行為・・・ということになるのかも知れません。
一方、相手は嫉妬されることをどう受け取っているのでしょうか。
嫉妬されている側の方々のお話をお聞きすると、嫉妬されるというのは、
・失いたくないと思われているから
・大事な人だと思ってくれているから
・・・という風には受け取っていることは殆どなくて、どちらかというと
・信用されていない
・自分の行動を制限されている
・自分の気持ちを考えてくれていない
・自分(嫉妬している相手)の思い通りにしたいだけだと感じた
特に大事なのが、自分の気持ちを考えてくれていないと感じてしまっている点でしょうか・・・これが別れにつながってしまうこともあるかも知れません。
嫉妬している方からしたら、大事だからこそ・・・失いたくないからこそ・・・嫉妬しているわけで、嫉妬という行為は守るための行為でもあると思うんです。
だけど、相手側からすると、それは全くの反対で、自分(や自分の気持ち)を大事にしてもらえないと受け取ってしまうことが多いようです。
嫉妬することで守ろうとしていることが、全くの反対の意味として捉えられてしまう・・・そう気づいたら、自然と嫉妬するのをやめようと、そう思えたという方もいます。
子供の頃の経験も関係している
嫉妬深い・・・という人というのは、子供の頃の経験も関係していることがあるようです。
親からの愛情が不足していた・・・ということであったり、または友人関係がうまくいかないで辛い思いをされた方であったり・・
何かを思わぬ形で失ってきた方は、もう二度と失いたくはないという気持ちが働いてしまうことがあって、それが嫉妬という形で表れてしまうこともあるようです。
そういったことは捨てることがとても難しいものでもあると思うんです。
だから、嫉妬してしまう自分を責めるよりも、そういった自分自身の事情といいましょうか、そういう理由があるのかも知れないと、少し自分を許してみることも大切なことなのかも知れません。
そうやって自分を許し続けてゆくと、そもそも嫉妬してしまう時に感じてしまう、失ってしまうのではないか、守りたいという「強すぎる」気持ちは、現実的なものというよりは、自分がどこかで思わぬ形で手に入れてしまった、ある種の思い込みではないか・・・と思えてくることもあるかも知れません。
守りたい気持ちの方向を変えてみる
嫉妬してしまう時というのは、相手を失いたくないと感じている時で、それは言い替えると、(相手を失ってしまうかも知れない)自分を守ろうとしている時でもあるのかも、知れません。
こんな時は、その守りたい気持ちの方向を反対にしてみるのも一つの方法かも知れません。
つまり、自分を守ろうとするより、相手を守ろうとしてあげる・・・ということになります。
相手を守るとは・・・相手の気持ちを尊重することだったり、相手を応援するということであったり、時には相手の立場になって物事を考えてみたり。
そういう風に自分ではなくて、自分以外の誰かを守ろうとした時に人は怖くなくなったり、不安ではなくなったりするようです。
怖がりだった女性が母親になった途端に強くなった・・・ということがあります。
それは自分の赤ちゃんを、つまり、自分以外の人を守ろうとしているから・・・かも知れません。
相手を守ろうとしてみる・・・というのは一つの嫉妬する心の捨て方なのだと思います。
全部自分のせいじゃない
最後に、嫉妬してしまうのをやめられない・・・強く嫉妬してしまう・・・という原因は自分だけではない、かも知れません。
彼女(彼)と別れて、新しい人と付き合うようになってから、全く嫉妬しなくて済むようになった・・・そんな人もいます。
やはり、人にはどうしてもダメなことですとか、そういうことってあると思うんです。
だから、自分に対しても、先ほどのの自分を許してゆくお話ではありませんが、自分はこういうことをされるのがダメなんだな・・・だけど、そうやってどうしてもダメなものがあっても、今はいい。
そうやって自分を許してみたり、自分をわかろうとしてゆくと、不思議と、相手にも同じようなことがあるんだろうなと思えて来たりします。
そしてそう思うことが相手を尊重することでもあると思うんです。
その相手を尊重しようとする思いというのは、嫉妬してしまう心によく効く薬になるのではないかなと、思います。