彼氏、彼女、夫や妻との関係がマンネリ化してきたと感じたら
彼氏と、または彼女と・・・もしくは夫や妻との関係がマンネリ化してきた・・・そう感じることも、もしかしたら、あるかも知れません。
これは以前にも書かせていただいたことがありましたが、男女関係でのラブラブが続く期間というのは一般的には3年間と言われています。
その3年間を過ぎるとラブラブという期間が終わって、中には・・・関係がマンネリ化してきたと悩む方もいらっしゃるかも知れません。
そんな時、マンネリを何とかしようと思って、そして、何とかしようとすればするほどに、何だか関係がうまくいかなくなってゆくこともあります。
今回はそんな男女関係での「マンネリ」ということについて、そして、そんな時には何をどう考えてゆけばいいか?ということについて考えてみたいと思います。
目次
マンネリは「安心感」
「マンネリ」というとあまり良い意味では使われないことが多いかも知れません。
男女関係ではマンネリ化してしまうという話をよく耳にします。
確かにお付き合いをしてから月日を重ねてゆくことで、または結婚してから何年も経ってゆくと、例えば、付き合いはじめた頃のように手をつなぐだけでドキドキ・・・なんてことはないし、例えば、キスをする時だって、最初にキスしたようにはできないかも、知れません。
夫婦であれば、一緒に寝ても、興奮して眠れない・・・なんてこともなくなってゆくものでしょうし、相手に対してもときめいたりすることも少なくなってゆく。
その最初のときめきやドキドキというのは本当に付き合いはじめた頃だけにある特別なものなのかも知れません。
だから、それがなくなったりするとどうしても悲しくなってしまう・・・という方もいらっしゃるかも、知れません。
だけど、そのトキメキとドキドキがなくなった頃から得られるものだってあると思うんですね。
それはきっと、トキメキやドキドキよりももっと穏やかなもので。
それは安心感のようなもの、ホッとできるものであったり、熱々ではないけれど、ホッと温かい・・・そんなものだと思うんです。
関係がマンネリ化してきたと、そう感じてしまった時は、どうしてもそのマンネリを解消しよう、解消しようという方向に気持ちが向いてしまいがち、だと思います。
ただ、マンネリをもっと別のもの、温かいもの・・
例えば、「安心感」に置き換えてみたら、それは解消するべきものではなくなるかも、知れません。
何もかもが新しい感覚でいられる関係はエキサイティングで、ワクワク、ドキドキします。
でも、人はきっと、そんな関係をずっと続けると、疲れ果ててしまうと思います。
だからこそ、人は何かに慣れるという力が備わっているわけで。
マンネリ化するというのは慣れるということでもあるわけですが、それは悪いことばかりではないのかも知れません。
小さな喜びや小さな幸せを探してみる
もっとも、マンネリ化というものが、二人の気持ちを遠ざけてしまうようではそれは、何とかする必要があると思うのです。
ただ、その時も、何か新しい風を二人の間に吹かせようとする必要はないのかも知れません。
マンネリ化していても、そこにもし、安心感があるなら、その自分が得ているものに気づくだけでも感じ方は変わってくると思うのです。
今、あるもの、今、自分が得ているものを探そうとしていると、何だか嬉しい気持ちが湧いてくることがあります。
それは大きな喜びや幸せというより、小さな喜びであったり、小さな幸せかも知れません。
だけど、それは小さなものだからこそ、探そうとすると、案外多く見つかったりします。
大きな幸せや喜びって、大きなものですから、そんなに多くはやってこないわけです。
だけど、小さな幸せや喜びは案外多くあって、それは自分次第で「気づく」ことができるものだと思います。
もし、これからずっと、失ったもの(付き合いはじめのドキドキ感などなど・・)ではなく、得ているものを見ようとした時・・・マンネリは、安心感に変わったり、温かい気持ちに変わったり、または、ずっと変わらない穏やかな「愛おしい」という気持ちに変わってゆくかも、知れません。
マンネリ化を感じた時というのは、これまでのときめきやドキドキが穏やかな「愛おしい」という気持ちへと変わってゆくタイミングなのかも、知れません。
「愛してる」とか「大好き」という気持ちと違って、その「愛おしい」という気持ちはもっと穏やかなものかも知れません。
だけど、「愛してる」や「大好き」がなかなか続かないのに比べて、「愛おしい」という気持ちは続いてゆくことが多いようです。
それはむしろ、時を重ねるほどに、増えてゆく気持ちで、二人がずっとこれからも幸せでいるために必要なものでもあるのかも知れません。
でも、その「愛おしい」という気持ちはどうやったら持てるのでしょうか?
それは色々な方法があると思うんです。
例えばそれは、当たり前だと思っているようなことの中に小さな喜びや幸せを見つけることで感じられるようになってゆくものかも知れません。
当たり前を当たり前と感じた時にやってくるのがマンネリであれば、当たり前を本当は当たり前ではないんだと気づいた時にやってくるのが、「愛おしい」という穏やかな気持ちだったり、ほっとするような温かい気持ちなのかなと、思います。
そして当たり前を当たり前だと感じないためには、日常の中に小さな喜びや楽しみのようなものを見つけることを習慣にしてゆくことが大切なのかも知れません。
いつも新鮮、いつもラブラブじゃなくてもいい
ここまで彼氏や彼女、または夫や妻との関係がマンネリ化してきた時にどんなことを思ったらいいのか・・・ということについて見てきました。
マンネリ化してきたというのは、二人の関係がもっと温かくて、穏やかなものに変わってゆく、言ってみればターニングポイントのようなものなのかも知れません。
ただ、こんなことを言うのも変ですが、時には、何だかマンネリ化してきたなと思うような時があってもいいと思うんですね。
いつも新鮮ではなくてもいいし、いつもラブラブではなくてもいい。
いつもワクワク、ドキドキしていなくてもいい。
いつも二人の関係がうまくいっていなくてもいい。
勿論、いつでも二人の関係がうまくいっているなら、それに越したことはありません。
だけど、恋人との関係も夫婦関係も人間関係ですから、完璧なものなんてない。むしろ、不完全な関係だと思うんです。人間同士の関係というのは。
だから、不完全な関係だから、時には、何だかうまくいかないなと思うこともあるかも知れません。
時には、このままこの人とうまくやってゆけるのだろうかと・・・不安になったりすることもあるかも知れません。
そう感じた時は、その感情を何とか捨てようとしたくなるものですが、でも、そういう風に思うことがあったっていいんじゃないかなと、思うのです。
完璧なんかじゃないわけですから、人は。自分も相手も。
完璧じゃないから、うまくいかないこともあるし、気持ちが下がってしまうこともある。
だけど、うまくいかないこともあるけれど、その後にうまくいくようになることもある。気持ちが下がった後、また上がってくることもあります。
何だか二人の関係がうまくいかない時、どうにかしようと一生懸命になることも大切なことだと思います。
だけど、そうやって、今はそれでいいと、自分や自分達が感じたことをありのままに認めて、許してみることで、また自然と二人の関係がうまくいくようになることもあります。
そうやってうまくいかない、言ってみれば二人の関係にとっての試練というのは、これから二人がもっと幸せでいるために必要な試練でもあるのかも知れません。
そういうことを一つづつ乗り越えて、また相手への思いが一つ、増えてゆくのだと思うのです。